文献詳細
文献概要
特集 症状からつかむ私の治療指針 婦人科
月経量の異常
著者: 福島峰子1
所属機関: 1秋田大産婦人科
ページ範囲:P.886 - P.887
文献購入ページに移動 月経異常の中に月経量が問題になることがある。そもそも正常月経量はいかほどであるかを文献的にみると,その測定方法により(重量法,Hb測定,Fe測定,Fe59,Cr51,electrolyte測定など)かなり差があり,また個人差も大きいが,平均50ml位と考えられる1〜2)。
しかし外来患者に月経は多いか少ないかと問診しても,比較の対象がなく返答が困難なことが少なくない。そこで月経量の異常を主訴とする場合は,自分のある時までの量に比べてこの頃かなり多くなつたとか少なくなつたという場合,および月経多量のことが生活上不便であつたり,少な過ぎて月経らしい月経と思えない場合である。
しかし外来患者に月経は多いか少ないかと問診しても,比較の対象がなく返答が困難なことが少なくない。そこで月経量の異常を主訴とする場合は,自分のある時までの量に比べてこの頃かなり多くなつたとか少なくなつたという場合,および月経多量のことが生活上不便であつたり,少な過ぎて月経らしい月経と思えない場合である。
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