文献詳細
特集 症状からつかむ私の治療指針
婦人科
文献概要
I.考えられる疾患
頭痛はしばしば経験される症状で,頭部外傷,炎症,腫瘍などの器質的疾患に伴なつておこるものと,そうでないもの—血管性,筋緊張性頭痛およびこれらの合併性頭痛—とにわけられる。
前者は髄膜炎,クモ膜下出血,脳炎,脳腫瘍など内科や脳神経外科的には重要なものであるが,それぞれ他に著明な所見を伴ない比較的稀な疾患である。臨床的によくみられるのはむしろ後者であり,産婦人科領域でみられる頭痛もその一部を除いてほとんど後者に属している。
頭痛はしばしば経験される症状で,頭部外傷,炎症,腫瘍などの器質的疾患に伴なつておこるものと,そうでないもの—血管性,筋緊張性頭痛およびこれらの合併性頭痛—とにわけられる。
前者は髄膜炎,クモ膜下出血,脳炎,脳腫瘍など内科や脳神経外科的には重要なものであるが,それぞれ他に著明な所見を伴ない比較的稀な疾患である。臨床的によくみられるのはむしろ後者であり,産婦人科領域でみられる頭痛もその一部を除いてほとんど後者に属している。
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