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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻11号

1973年11月発行

文献概要

特集 症状からつかむ私の治療指針 産科

妊娠初期の異常出血

著者: 八神喜昭1 水野金一郎1

所属機関: 1名古屋市大産婦人科

ページ範囲:P.935 - P.937

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 妊娠中に性器出血をきたし,産婦人科医を訪れる患者は比較的多く,簡単な治療により容易に治癒しうるものもあるが,時には妊婦の予後に重大な影響をおよぼす場合もある。従つてわれわれ産婦人科医はその原因的疾患を適確に把握し,早急に正しい治療を行う必要がある。
 本稿では,特に妊娠初期に性器出血を来たす疾患のうち,妊娠異常が性器出血の原因となる疾患についてまず記し,これら疾患の診断上のポイントおよび治療方法について述べ,更に,妊娠初期に偶発する性器出血を起す疾患については簡単に記載することとする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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