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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻11号

1973年11月発行

文献概要

特集 症状からつかむ私の治療指針 産科

胎児心音異常

著者: 室岡一1

所属機関: 1日医大産婦人科

ページ範囲:P.961 - P.962

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I.考えられる疾患
 従来から胎児心音は妊産婦の胎児管理上欠かすことができない重要な検査法で,胎児心音が毎分120〜165と規則的に算えられるようであれば,胎児はまず異常ないと診断していた。そこで胎児心音異常とはどのようなものがあるかというと,次の場合に分けられ,厳重な経過監視,あるいは他の検査を重ねて,胎児の異常を早期に診断しなければならない。
 胎児心音消失 子宮内胎児死亡をまず考えなければならないが,急に胎向,胎勢などの変化が起こつて,胎児心音聴取部位が変つたことも考慮しなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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