文献詳細
特集 症状からつかむ私の治療指針
新生児
文献概要
I.考えられる疾患
新生児期に嘔吐を呈する疾患は,表3のごとく多種類ある。
まず,緊急手術を要する疾患か否かを考える(先天性腸閉鎖,腹膜炎,腸重積など)。次いで,内科的疾患の中でも重症のもの,すなわら,髄膜炎,頭蓋内出血,胃腸炎,などであるか否かを考える。新生児の嘔吐の原因として最も頻度が高いのは初期嘔吐(予後良好)であるが,II.で記す鑑別診断が大切である。
新生児期に嘔吐を呈する疾患は,表3のごとく多種類ある。
まず,緊急手術を要する疾患か否かを考える(先天性腸閉鎖,腹膜炎,腸重積など)。次いで,内科的疾患の中でも重症のもの,すなわら,髄膜炎,頭蓋内出血,胃腸炎,などであるか否かを考える。新生児の嘔吐の原因として最も頻度が高いのは初期嘔吐(予後良好)であるが,II.で記す鑑別診断が大切である。
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