文献詳細
巻頭論文
性細胞のエイジングをめぐる最近の問題点—特に,その実験的研究について
著者: 鈴木秋悦1 井上正人1 水本弘1 板倉紘一1 浜田康生1 三谷仁1 伊藤武夫1 関賢一1 浜田光磨1 藤原達司2
所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科教室 2慶応義塾大学電子顕微鏡研究室
ページ範囲:P.97 - P.106
文献概要
生体の老化と関連して,最近,エイジング(Aging)という言葉が盛んに使われてきている。エイジングとは,"年をとること"であり,"老化"とか"加齢"という訳語が当てられている。
生体の老化の本態に関しては,生物学的側面からは,分子レベルでのエイジングのしくみが,細胞とか個体の老化といかに関連しているかという問題として取り上げられ,次いで,動植物の細胞や細織での老化現象とホルモンとの相関々係などが焦点とされてきている。
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