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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻2号

1973年02月発行

文献概要

臨床メモ

呼吸窮迫症候群の迅速予知法

著者: 竹内久弥1

所属機関: 1順天堂大学産婦人科

ページ範囲:P.124 - P.124

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 呼吸窮迫症候群(RDS)は新生児,ことに未熟児の疾患のうちでも重要なものの一つであるが,これが肺胞内の界面活性物質の欠乏または減少によつて起こり得ることが知られ,Gluckら(Amer J.Obstet.Gynec.109,440,1971)が羊水中のlecithin/sphingomyelin比(L/S比)を見ることで肺硝子膜症の予知が可能であると報告してからはこの面での検討が盛んとなつている。
 最近,羊水中の界面活性物質を迅速,簡便かつ安価に定量する方法がCalifornia大学のClementsら(NewEngland J. Med,286,1077,1972)によつて考案された。この方法は界面活性物質がエタノールの存在のもとに安定した気泡を形成する作用のあることを利用したものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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