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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻3号

1973年03月発行

文献概要

症例

妊娠時のイレウス—索条性イレウスと真性妊娠イレウス

著者: 宮野誠1 武石けい子1 大見博道1 山口秀俊1

所属機関: 1東京医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.241 - P.244

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緒言
 妊娠時にIleusを合併することは稀で,しかも妊娠時にはIleusの症状が妊娠に蔽われたり通常の妊娠随伴症状と紛れたりして,診断はしばしば困難である。
 妊娠時のIleusは癒着ないし索条による絞扼性Ileusが最も多いが,その他に,妊娠を唯一かつ絶対の発症要因とする妊娠時に特有の真性妊娠Ileusがある。われわれは妊娠2カ月に合併した索条性Ileusと妊娠6ヵ月の真性妊娠Ileusとの2例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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