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症例
妊娠時のイレウス—索条性イレウスと真性妊娠イレウス
著者: 宮野誠1 武石けい子1 大見博道1 山口秀俊1
所属機関: 1東京医科大学産科婦人科学教室
ページ範囲:P.241 - P.244
文献購入ページに移動妊娠時にIleusを合併することは稀で,しかも妊娠時にはIleusの症状が妊娠に蔽われたり通常の妊娠随伴症状と紛れたりして,診断はしばしば困難である。
妊娠時のIleusは癒着ないし索条による絞扼性Ileusが最も多いが,その他に,妊娠を唯一かつ絶対の発症要因とする妊娠時に特有の真性妊娠Ileusがある。われわれは妊娠2カ月に合併した索条性Ileusと妊娠6ヵ月の真性妊娠Ileusとの2例を経験したので報告する。
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