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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻4号

1973年04月発行

今日の産婦人科

最近のワクチンの話題

著者: 岩田崇1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.325 - P.329

文献概要

 わが国におけるワクチンの開発,および,これによる予防接種の効果は,ここ十数年来、目ざましいものがあり,対象とする伝染病の発生がほとんど消失してしまつたことは周知の事実である。しかも最近では,さらに種々のウイルス生ワクチンが使用されはじめ,その抗体産生力,副反応の検討を含めた安全性,社会的応用などの研究が広く行なわれている現況である。
 従来,予防接種はワクチン研究者と一部臨床医に委ねられてきた傾向であつたのが,現今では一般臨床医にとつても大なり小なり興味ある事柄の1つになりつつあるように思われる。本編では,話題に供すべきいくつかのワクチンについての概略を述べ,あわせて母子免疫との関連にも少しくふれたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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