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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻5号

1973年05月発行

巻頭論文

肥満と不妊

著者: 藤井節郎1

所属機関: 1徳島大学医学部酵素生理学教室

ページ範囲:P.373 - P.380

文献概要

 戦時中には出産が多く,平時にはむしろ少くなると一般にいわれている。また肥満の患者には月経異常あるいは不妊が多いともいわれている。食事あるいは肥満という生体の情態が不妊に何らかの関係があると思われる。
 著者は肥満について生化学的研究を行なつてきたが,足立教授より,本学会において特別講演の依頼を受けた機会に肥満と不妊の関係について調べて見た結果やはり何か関連がありそうに思われる。臨床的経験はないので動物実験およびその成績より得られた推理が多いが,この方面の研究の何かの参考になればと思つている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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