icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻5号

1973年05月発行

文献概要

特集 日常診療上の狙いと盲点・II 手術か保存療法か

絨毛上皮腫

著者: 高見沢裕吉1 岩津英雄2 武久徹2

所属機関: 1千葉大学産婦人科 2国立千葉病院産婦人科

ページ範囲:P.382 - P.386

文献購入ページに移動
 絨毛上皮腫(以下絨腫と略)は臨床上確定診断を下すことは困難であり,一般にはtrophoblasticneoplasiaとして治療を行なつている。この理由は絨腫の診断は臨床所見,転移の有無,予後の良不良によつて決定されるのでなく,組織所見によつてのみ決定されるからである。そこで本文ではtrophoblastic neoplasiaについて「手術か保存療法か」の狙いと盲点を自験例を中心に以下述べることにする。なお診断法,化学療法(Methotrexate…M.T.X,Actinomycin-D…Act-D,Vinblastine…V.L.B)の詳細については既に発表のものを参考としていただきたい1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?