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巻頭論文
ホルモンと避妊
著者: 橋口精範1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.469 - P.476
文献購入ページに移動まえがき
妊娠は、精子と卵が結合し,これが子宮内に着床することによつて始まるが,この経過に何らかの障害があると妊娠の成立はみられないわけで,いわゆる不妊ということになる。
この何らかの障害ということを,人工的に行なうならば避妊ということになつてくるわけである。すなわち,女性側で,排卵がない,排卵があつても卵管が閉鎖している,妊卵が着床できない,頸管粘液が精子の進入を阻害しているということになれば妊娠は成立できないし,男性側で,精子の数が少なかつたり,あるいは全くなかつたり,あつても運動性に乏しいというようなことであれば同じく妊娠の成立はみられないわけである。
妊娠は、精子と卵が結合し,これが子宮内に着床することによつて始まるが,この経過に何らかの障害があると妊娠の成立はみられないわけで,いわゆる不妊ということになる。
この何らかの障害ということを,人工的に行なうならば避妊ということになつてくるわけである。すなわち,女性側で,排卵がない,排卵があつても卵管が閉鎖している,妊卵が着床できない,頸管粘液が精子の進入を阻害しているということになれば妊娠は成立できないし,男性側で,精子の数が少なかつたり,あるいは全くなかつたり,あつても運動性に乏しいというようなことであれば同じく妊娠の成立はみられないわけである。
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