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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻6号

1973年06月発行

文献概要

巻頭論文

ホルモンと避妊

著者: 橋口精範1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.469 - P.476

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まえがき
 妊娠は、精子と卵が結合し,これが子宮内に着床することによつて始まるが,この経過に何らかの障害があると妊娠の成立はみられないわけで,いわゆる不妊ということになる。
 この何らかの障害ということを,人工的に行なうならば避妊ということになつてくるわけである。すなわち,女性側で,排卵がない,排卵があつても卵管が閉鎖している,妊卵が着床できない,頸管粘液が精子の進入を阻害しているということになれば妊娠は成立できないし,男性側で,精子の数が少なかつたり,あるいは全くなかつたり,あつても運動性に乏しいというようなことであれば同じく妊娠の成立はみられないわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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