icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻6号

1973年06月発行

文献概要

解説講座

遺伝学の初歩(Ⅱ)

著者: 中島煕1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属遺伝病研究施設

ページ範囲:P.529 - P.534

文献購入ページに移動
 遺伝子(gene,"to become or to grow intosomething"の意)が,古典的な遺伝学での抽象的な概念から脱して,物質としての本態をわれわれの前に現わしてからちようど20年経つたが,この間に,遺伝子の構造と機能の研究を中心にした分子遺伝学は,これまでの学問のいずれの分野にも見られなかつたような劇的な発展を遂げた。
 この稿では,これらの分子遺伝学の基礎的な知識が,われわれが病気の成り立ちを考える上でどのように役立つかについて述べることにしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?