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遺伝子(gene,"to become or to grow intosomething"の意)が,古典的な遺伝学での抽象的な概念から脱して,物質としての本態をわれわれの前に現わしてからちようど20年経つたが,この間に,遺伝子の構造と機能の研究を中心にした分子遺伝学は,これまでの学問のいずれの分野にも見られなかつたような劇的な発展を遂げた。
この稿では,これらの分子遺伝学の基礎的な知識が,われわれが病気の成り立ちを考える上でどのように役立つかについて述べることにしたい。
この稿では,これらの分子遺伝学の基礎的な知識が,われわれが病気の成り立ちを考える上でどのように役立つかについて述べることにしたい。
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