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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻7号

1973年07月発行

特集 プロスタグランディン

プロスタグランディンの子宮収縮作用(臨床)

著者: 穂垣正暢1

所属機関: 1東京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.571 - P.573

文献概要

 Prostaglandin (以下PGと略)は細胞レベルでの調節機構,炎症その他の生体防衛反応,さらに子宮収縮作用の臨床応用などと興味の中心は急速に拡がりつつある。産婦人科領域での臨床応用のみに限つてみても,まず,妊娠各期を通じて強力な子宮収縮作用を示すことが注目を集めた。しかし,PGが単純な子宮収縮物質ではなく、他のホルモンとの相互作用,殊にestrogen,LH,proge—steroneなどへも影響し,排卵機序,妊娠の成立と維持にも密接な関連をもつことが明らかになり,PG測定技術の進歩と相まつて,臨床応用範囲が拡大しつつある。また,従来から話題になつていた子宮収縮については,臨床応用のためのソフトウェアが次第に確立されつつある段階といえる。今回は主として,PGの子宮収縮作用を内圧曲線の分析という立場からふれてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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