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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻7号

1973年07月発行

今日の産婦人科

産婦人科とショック

著者: 真木正博1

所属機関: 1弘前大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.587 - P.592

文献概要

 産婦人科の日常診療においてショックほど恐しいものはない。他科領域のショックは多くの場合,たとえば心原性ショックでは,自宅でショック状態になつて,あるいは外傷性ショックでは路上で交通事故を起こして,それから病院に運びこまれるといケうースが多い。このような場合の処置は精神的には比較的気が楽なものである。
 ところが,産婦人科領域では,特に産科領域では,元気そのもので入院したきた患者が思いもよらない時に突如としてショック状態となり,時には死亡してしまうことすらある。大へん気の重い話である。しかも,他科領域に比してこのようなショック患者に遭遇する頻度は高い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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