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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻8号

1973年08月発行

カラーグラフ 臨床家のための病理学・18

子宮疾患・Ⅸ

著者: 滝一郎1

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.626 - P.627

文献概要

 子宮筋腫が硝子変性に陥つた部分は,軟化し,融解して,小嚢胞を形成し,嚢胞変性と称される状態となり易い。小嚢胞が融合して大きくなると肉眼的にも認められ,軟化が強くなる。時には大きい嚢胞ができて粘液様物質をいれ,嚢腫様筋腫(cystmyoma)と称される。ただし,嚢胞形成は硝子様変性に続発するとはかぎらず,筋腫内のリンパ管の拡張によつても,起こる。組織学的にリンパ管の拡張の強く認められる場合にはlymphangioectatic myomaという。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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