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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻9号

1973年09月発行

特集 産婦人科プリンシプル

産科編

流早産の原因

著者: 八神喜昭1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.727 - P.729

文献概要

 臨床的に,全妊娠の約15%が流早産に終ることはよく知られており,その原因については古くから多くの研究がなされ,かなり明確にされてはきたものの,いまだ経験的,仮説的なものも多く,不明な点が多い。すなわち,成書において,従来より多くの原因が列挙されており,それらは当然流早産の原因となりうるものばかりであるが,実地臨床にあつて,たまたま,遭遇した流早産の原因を,どれに求めるか,ということになると,その原因を的確に把握することは困難な場合が多く困惑をおぼえることがしばしばである。
 よつて本稿においては,今日比較的明確にされている流早産の原因について,できるだけ簡明に整理して概述したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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