文献詳細
特集 胎児死亡
胎児死亡の診断—とくに妊娠後半期におけるAntepartum Fetal Deathについて
著者: 竹村晃1 市位光1
所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.19 - P.27
文献概要
したがつて,超音波ドプラ法やUCG (Ultra—sonocardiography)法によつて,妊娠3ヵ月後半(満10週)以降,胎児生存の確診が臨床的に可能となつた今日では,妊娠4〜5ヵ月の胎児死亡も,比較的しばしば経験されるようになつた。が,これはそのまま,妊娠の確診法とその鑑別診断法そのものであるので,別稿2,3,4)を参照していただくことにし,本稿では,主として妊娠6ヵ月以降における胎児死亡の診断についてふれることにしたい。
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