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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻1号

1974年01月発行

文献概要

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臨婦産相談室

著者: 岩井正二1 大森清一2 古谷博3 小畑英介4 上好裕也4

所属機関: 1信州大学 2東京警察病院 3順天堂大 4浜田病院

ページ範囲:P.70 - P.74

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 【質問】 広汎性子宮頸癌根治術後の弛緩性膀胱の治療として,現在,膀胱体操,薬物治療として塩化ベサネコール臭化ジスチグミン等の投与をおこなつておりますが,他によい治療法または投薬がないものか,お教え下さい。
【解答】
 子宮頸癌に対して行なわれる広汎性子宮全摘除術の術式はほぼ確立されたとみてよいと思います。しかしそのRadikalitaetから,尿路系に尿路感染,尿管瘻,排尿障害(いわゆる膀胱麻痺)などの副障害の発生を伴います。これらの副障害は,嘗ては根治手術に伴う避けることのできない副障害として半ばあきらめがちでありましたが,最近ではこれが対策として積極的な研究も行なわれるようになつてきました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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