臨床婦人科産科28巻1号

1974年01月発行

臨床メモ

下垂体の腫瘍と婦人

著者： 橋口精範¹

所属機関： ¹東京医科歯科大学産婦人科

ページ範囲：P.74 - P.74

　下垂体に腫瘍がある場合には，無月経または早発月経など，月経異常のみられることは日常知られているところである。
　部位的にみても，ときには視力障害も当然おこつてくるであろうし，その存在はX線像からわかることがある。これらの多数例について集めた成績が，最近コロラド大学のDowningらによつて報告されているのでながめてみる。