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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻10号

1974年10月発行

文献概要

総合講座 産婦人科と腎機能

腎不全の救急処置

著者: 稲田俊雄1 佐々木則子1 末永松彦2 寺岡次郎2

所属機関: 1都立大久保病院泌尿器科 2都立大久保病院透析医療科

ページ範囲:P.697 - P.705

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 これまで急性腎不全の救命率は,本治療法に一大革命をもたらした透析療法を導入しても,諸家の報告は50%前後が実情である。ところが最近の私達の臨床経験からいつても,その大半は救命することができるようになつた。
 この変化をもたらした主な原因は,近時明らかにされつつある腎不全の病態生理学の発展進歩に負うところがきわめて大きい。したがつて腎不全の救急処置という本論を進めるに当たつては,まず,体液生理学に基盤を置く,腎不全の病態生理学をマスターすることが大切であることを主張したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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