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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻11号

1974年11月発行

文献概要

トピックス

人の性分化と胎児血中testosterone

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学産婦人科

ページ範囲:P.737 - P.737

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 人間の性分化については,染色体レベル,性腺レベル,外性器や中枢レベルなどいろいろの角度より論ぜられてきている。今日までの多くの動物実験によれば,胎児の精巣より分化されるandrogenが性分化に重要な役割を果していることがよく知られている事実である。
 視床下部にある性中枢もこのan—drogen分泌により下垂体性gona—dotropin分泌が無周期性分泌になる,この臨界期は動物の種類により異り,ラットは生後まもなくであり,モルモットは妊娠中期といわれているが,人間では不明のことが多かつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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