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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻12号

1974年12月発行

文献概要

症例

著明な卵巣腫大を来したリンパ肉腫の1例

著者: 山際裕史1 西野奨一2 細井哲3 鈴木瞭4

所属機関: 1三重大学医学部中検病理 2伊勢市立総合病院内科 3伊勢市立総合病院整形外科 4伊勢市立総合病院産婦人科

ページ範囲:P.849 - P.852

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 卵巣に生ずる,婦人科的症状を呈する悪性リンパ腫はきわめで稀で,本邦でもその報告をほとんどみない。卵巣腫瘍の20〜30%は転移によるものであり,特に胃腸管からのものが多いことはよく知られている。
 本稿では,24歳女子で,腰背部痛を主訴とし,後に卵巣腫瘤をきたした,後腹膜原発のリンパ肉腫で,腹腔内にひろく播種し,両側卵巣が手拳大に腫大していた興味ある例を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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