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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻2号

1974年02月発行

文献概要

特集 分娩管理

妊婦ドックのあり方

著者: 一条元彦1 清水健雄1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.113 - P.120

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 母子衛生の関心度が時代の要請とともに高まりつつある今日,妊婦の母体合併症を,適切にスクリーニングするにはいかにすれば良いか……。この方式論の検討もまた社会医学的にきわめて重要な課題となつた。われわれは昭利44年以来種々の方式を以つて妊婦ドックを運営してきた。この妊婦ドックは目下のところ成人病ドックのごとき入院方式をとらず外来方式のみであるが,しかし将来は入院方式による妊婦ドックに発展させることも考慮している。現在しいて入院による妊婦ドックといえば予定日超過にさいして胎児胎盤機能を測定する場合と,先天異常判定・胎児成熟度判定にさいして羊水穿刺を施行する場合の入院検査がこれに該当する。また現在は内科に依頼しているが腎バイオプシーも入院せしめたのち検査を行なつている。本文では一応外来で行なう妊婦ドックに限つて記述を進め,経験の一端を参考に供したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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