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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻2号

1974年02月発行

特集 分娩管理

こんな時どう対処するか

臍帯下垂・脱出とその処置

著者: 永井生司1 金城盛吉1 小林昇1 村口喜代1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.131 - P.136

文献概要

 産科緊急疾患には,突発的に発症するものが多い。臍帯下垂・脱出も,通常なんらその発症を予告する徴候をみせず,突如として高率に胎児の生命を奪う疾患と見做されている。すべての突発性疾患に共通していい得ることであるが,その本態を把握し,対処する手段を備えれば,本症といえども,相当程度に予後の改善も可能となるもの,といえよう。本症は,いわば,産科監視体制の上にその対処策が存在する疾患である。
 本論文では,臍帯下垂・脱出の本態を示し,その把握の上に立つて,本症に対処する方策を,著者らの所属する教室における臨床症例を加えて,検討したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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