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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻5号

1974年05月発行

文献概要

総合講座 産婦人科と循環

リンパ循環の本態と障害

著者: 阪口周吉1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室

ページ範囲:P.363 - P.367

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 1622年にGasparo Aselliがイヌの腸間膜で始めてリンパ管を発見して以来,リンパ系に関する多くの研究がなされてきた。しかしリンパ系の有する特性などによつて実験や研究方法に制約があるため,ほかの脈管系に比し充分な発展をとげるには至らなかつたが,1952年にKinmonthがlymphographyを発表したことにより急速に進展し,今日この領域も次第に注目を浴びるようになつたのである。
 このようなリンパ学研究の現状を概括するのが本稿の目的であるが,特に産婦人科医が当面する問題を中心に述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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