icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻6号

1974年06月発行

指標

胎盤ポリペプチドホルモンに関する基礎的知見

著者: 東條伸平1 望月真人1 金沢精一1 足高善彦1

所属機関: 1神戸大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.413 - P.420

文献概要

 胎盤が分泌する蛋白ペプチドホルモンには2種類のprincipal groupがある。その1つは絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)で代表される糖蛋白ホルモン群であり,この中には最近その存在が確認された絨毛性卵胞刺激ホルモン(hCFSH)と絨毛性甲状腺刺激ホルモン(hCT)が含まれる。他はヒト胎盤ラクトーゲン(hPL:hCS)で代表される単純蛋白ポリペプチドホルモン群で,この群には副腎皮質刺激ホルモン(ACTH),メラニン細胞刺激ホルモン(MSH)やレラキシンなどの産生の可能性も考えられている。
 ここでは著者らが直接胎盤から抽出精製したhCG,hCFSH,hCTならびにhCSに関する最近までの研究成績から,これらのホルモンの生化学的あるいは生物学的な問題について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら