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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻6号

1974年06月発行

文献概要

症例

Nebus Pigmentosus et Pilosusの1例

著者: 笠井寛司1 垣内洋2

所属機関: 1日本バプテスト病院産婦人科 2京都大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.467 - P.469

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 正常妊娠経過ののち,満期安産した女児に臀部を中心とし,臍部から両側大腿中央部にわたる広範な有毛性黒色々素沈着ならびに背部右肘関節外側および顔面に赤色色素沈着という外見上2つの異なつた皮膚色素沈着を伴う先天性皮膚異常を認めた。皮膚生検を行なつたところ,前者はNebus pigmentosus et pilosusであり,後者はhair follicleを伴わない,同じくNebus pigmen—tosusであつた。両者に悪性所見は認めなかつた。きわめて稀な例であるので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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