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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科28巻9号

1974年09月発行

文献概要

指標

絨毛性腫瘍の臨床

著者: 高見沢裕吉1 関谷宗英1

所属機関: 1千葉大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.571 - P.580

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 絨毛性腫瘍は早期に血行性転移し,その臨床経過は多彩で,予測し難く全身疾患として治療されるべきものである1)。腫瘍細胞の産生するhuman chorionic gonadotro—pin (hCG)はその良い指標となつている。かかる本症の特徴から化学療法が第1選択とされ2〜4),現在Methotre—xate (MTX),Actinomycin D (Act-D)投与による絨毛性腫瘍の完全寛解率は約70%で,ほかの悪性腫瘍に比べて化学療法がきわめて良く奏効する5)
 かかる絨毛性腫瘍の特徴をふまえて,以下現時点における診断,治療などについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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