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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻1号

1975年01月発行

文献概要

年間テーマ--診断から治療へ 出血

血液異常と出血

著者: 真木正博1

所属機関: 1弘前大医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.25 - P.30

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 産婦人科の日常診療において取り扱う疾患のうちでもつとも多い主訴は性器出血である。その大部分は炎症,腫瘍,異常妊娠などの器質的な疾患によるものや性ホルモンの異常によつて起こる子宮内膜からの出血であり,血液異常によつて起こる出血はそう多くはない。しかし,血液異常によつて起こる出血は致死的な大出血になる可能性もあるので,この方面の知識を持ち合わせることは産婦人科医といえども重要なことである。
 今回は産婦人科においてみられる出血のうち,特に血液異常によつて起こる出血で,特に頻度の高いものに重点をおいて,その診断と治療について解説的に述べてみることにしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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