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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻1号

1975年01月発行

臨床メモ

子宮旁組織生検法による頸癌のfollow-up

著者: 竹内久弥1

所属機関: 1順天堂大学産婦人科

ページ範囲:P.51 - P.51

文献概要

 子宮頸癌のfollow-upに子宮旁組織内への浸潤度の判定が重要であるにもかかわらず,これが大変難かしいことであることは良く知られた事実である。ことに放射線療法後には頸部への再発がないにもかかわらず子宮旁組織には起こつており,しかも触診でこれを的確に診断するのが困難なことが多い。理論的にはこのような場合,子宮旁組織内の生検が行えれば有用であり,事実needlebiopsyが試みられてきたが,その成績は必ずしも十分なものではなかつた。
 ミズーリ州立癌センターのEl—MinawiおよびPerez-Mesa (Internat. J. Gynaec. & Obst. 12, 1,1974)は頸癌の存続が疑われて放射線治療を受けた後の患者48例について,1956年から68年までに51回のparametrial needle biopsyを施行し,その後最低3年間のfollow-upを行つて,生検結果の信頼性を確かめた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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