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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻1号

1975年01月発行

文献概要

薬の臨床

Human Placental Lactogen (HPL)のラジオイムノアッセイに関する研究

著者: 丹後正紘1 高邑昌輔1 立野育郎2 加藤外栄2

所属機関: 1国立金沢病院産婦人科 2国立金沢病院放射線科

ページ範囲:P.73 - P.75

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 Human Placental Lactogen (以下HPLと略す)は,胎盤のsyncytiotrophoblast細胞で産生されるpolypeptideで,この測定は胎盤機能を知るうえで有用とされ,特にhigh risk pregnancyや予定日超過の予後判定に用いられようとしている。
 最近はHPL測定にもKitが開発され,radioim—munoassayにより,妊婦血中HPLの測定が容易になつたので,われわれも産科臨床への応用を試み,正常妊娠ならびにhigh risk pregnancyの症例にHPLを測定して検討してみた。連続測定によつて低値(4μg/ml以下)を示すものは,十分注意が必要なことがわかつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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