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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻10号

1975年10月発行

年間テーマ--診断から治療へ 血液の異常

凝固系・線溶系の異常

著者: 船原芳範1 岡本彰祐1

所属機関: 1神戸大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.739 - P.747

文献概要

 出血が自然に止まるとき(自然止血)には少なくとも3つの機構—①血管の収縮,②血小板血栓の形成,③フィブリン塊の形成—が関係している。この3つの機構のうち2つの機構に異常をきたしたとき,出血死する確率が非常に高くなる1)。しかし,著者らが次に記そうとする"凝固系・線溶系の異常"は,主としてフィブリン塊形成の障害に関係する諸問題をとり扱うものである。
 フィブリン塊形成の障害は次の2つに大別して考えることができる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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