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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻10号

1975年10月発行

原著

卵巣の楔状切除術前後のホルモン動態について

著者: 石丸忠之1 大谷勝美1 山辺徹1 今村定臣1 中山正博1 谷口忠臣1 三浦清巒1

所属機関: 1長崎大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.787 - P.791

文献概要

 多嚢胞性卵巣症(polycystic ovarian syndrome)は内分泌学的にみて,きわめて興味ある疾患であり,本邦においてもこれに関する研究は多数発表されている。しかしながら本症の発生機序,定義,診断基準および排卵障害の原因と卵巣楔状切除後の排卵の機序などについて未だ一定の見解がみられず,今後に残された問題の多い疾患の1つであるといえる。そこで本症の未解決事項のうち,楔状切除後の排卵の機序について,私どもの研究成績をもとにしながら述べてみたいと思う。なおpolycystic ovary (PCO)およびその他の無排卵性卵巣症例に対して,合成LH-RHテストを施行し,興味ある知見を得たので,これもあわせて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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