文献詳細
文献概要
原著
帝切麻酔の選択基準
著者: 長内国臣1 前川岩夫1
所属機関: 1北里大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.793 - P.795
文献購入ページに移動麻酔選択基準の変遷
帝王切開の問題点の一つに,麻酔方法の選択がある。
従来の選択基準は麻酔法そのものを対象としたもので,たとえば全身麻酔と脊椎麻酔とではどちらがよいか,ということであつた。このように麻酔法そのものを選択の対象とした理由は当時の麻酔専従者は麻酔医でなく,産科医だつたからで,自分の馴れた麻酔法をよいものと主張したためである。したがつて,A病院では全身麻酔,B病院では脊椎麻酔というように麻酔の選択がはつきりわかれていた。
帝王切開の問題点の一つに,麻酔方法の選択がある。
従来の選択基準は麻酔法そのものを対象としたもので,たとえば全身麻酔と脊椎麻酔とではどちらがよいか,ということであつた。このように麻酔法そのものを選択の対象とした理由は当時の麻酔専従者は麻酔医でなく,産科医だつたからで,自分の馴れた麻酔法をよいものと主張したためである。したがつて,A病院では全身麻酔,B病院では脊椎麻酔というように麻酔の選択がはつきりわかれていた。
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