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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻11号

1975年11月発行

年間テーマ--診断から治療へ 術後の機能異常

癒着による性器系の機能障害

著者: 野田克己1

所属機関: 1岐阜大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.829 - P.832

文献概要

 婦人科疾患に対する開腹手術は,その疾患の性質上,臓器の摘出が主体となる。したがつて術後におこる癒着によつて性器系に機能障害が発生することは,実際には少いと思う。性器の主たる機能は種属保存,すなわち妊娠・分娩である。そのための卵の発育・排卵・受精・受精卵の輸送・着床・胎児の発育・分娩へと続くわけである。以下この一連の性器系の機能に術後の癒着に起因する障害を列挙し,その原因・診断については概略を説明し,主として治療法殊に手技を中心として述べてゆくことにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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