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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

文献概要

特集 産婦人科手術のポイント

著者: 坂元正一 竹内正七 橋口精範 東條伸平 鈴木秋悦

所属機関:

ページ範囲:P.881 - P.881

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 手術は,解剖学,病態生理,外科総論などの観点からの合理性が要求される。1次予後が良好でなければならないのはもちろん,2次(長期)予後も良好であるような充分な配慮が必要であることはいうまでもない。そして,その手術が患者にとつてもつとも幸福になることにつながるか否かを考察し,適応,術式,術中・術後管理の方式などが決定されなければならない。
 手術は,技術である以上,,巧妙で熟達したものでなければならないのは言をまたないが「手術は手だけでするものではなく,頭でするものだ」という先人のことばにもあるように,理論的にも合理的であることが要求されるわけである。さらには,「心」も必要なようで,患者の幸せを追求するhumanismの精神も貫ぬいていなければならない。その意味では,芸術でもあるといわれるのも,首肯しうるのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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