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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

特集 産婦人科手術のポイント

II.術前・術後の注意・管理

最低必要な術前一般検査

著者: 室岡一1 町田利正1

所属機関: 1日本医科大

ページ範囲:P.890 - P.891

文献概要

術前検査の必要性
 手術はたとえどんなに小手術であつても麻酔,出血に伴う不慮の事態が起こりうることは考えておかなければならない。これら不慮の事態が起こりやすいか否かは術前検査によつてある程度知ることができ,したがつてその予防処置を実施してその危険を逃れているケースは多い。さらにまた術前種々な検査所見は麻酔法の選択,術中の管理を実施する上に参考となることが多く,術中の出血の程度などを併せ考えて,術中,術後の治療指針にもなる。以上のように術前検査は術前処置,術式決定,麻酔法の選択,術中,術後の管理など指針決定上に重要な参考になるから,これは精密に実施すべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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