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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

特集 産婦人科手術のポイント

V.手術手技--婦人科

外陰癌の手術

著者: 須川佶1 植田勝間1

所属機関: 1大阪市立大

ページ範囲:P.978 - P.979

文献概要

 外陰癌の治療成績をPlentl-Friedmanの集計によつて示すと表のごとくである。放射線療法の成績は満足すべきものでなく,したがつて許せるかぎり手術療法をfirst choiceとすべきものと考える。術式としてはradical vulvectomy c regionallymphadenectomyが適切なものと判断されるが,本術式施行に当り,尿路・直腸—肛門への侵襲および広範囲皮膚切除に伴う修復不全などかなりの問題が存在し,1次死亡率も10%と,必ずしも満足すべき方法とはいい難い。今日Bleomycinをはじめとする化学療法剤の開発もあり,これらと放射線療法を併せた"adjuvant therapy"をまつて目的を遂げるべく,われわれは以下のごとき術式をもつて,本症の治療にあたつている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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