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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

特集 産婦人科手術のポイント

VI.手術手技--産科

初期人工妊娠中絶術

著者: 川島吉良1

所属機関: 1浜松医科大

ページ範囲:P.1004 - P.1005

文献概要

 産婦人科日常診療においてもつとも身近な手術の一つである初期人工妊娠中絶術は優生保護法の定めに従つて行なわれることは申すまでもないが,他の手術とまつたく異なる点はこの手術が視野も狭く触覚のみに頼る子宮内操作で,いわば一種の盲目手術であることである。ここにこの手術が種々の危険性を孕むわけで,本手術には特に慎重さが要求される。にもかかわらず本手術が患者の求めるままに外来で安易に行なわれたり,偶発事故や医療紛争に発展するケースが絶えない。
 ここではもつとも普及している人工妊娠中絶法実施上の要点を述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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