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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

特集 産婦人科手術のポイント

VI.手術手技--産科

鉗子分娩術

著者: 鈴木雅洲1

所属機関: 1東北大

ページ範囲:P.1026 - P.1027

文献概要

 鉗子分娩術の手技については,最近特別に進歩したというものはない。鉗子分娩術の手技の上達には,過去にたくさん出されている解説文を読むとともに,多数例を経験して熟練すること,上手な先輩医師の指導をうけることなどが大切である。鉗子分娩術は数多くある産科手術の中でも,もつとも重要な基本的手術の一つである。しかし,最近,鉗子分娩術を囲む周辺の事情ははなはだ変化した。手技上の熟達も重要であるが,これのみでなくこの周辺の問題についても,十分に気を使わなければならない。この問題は,時代の変化に伴つて起こつた要約と適応の変化ともいえる。高位鉗子は,現代では特別の場合の例外を除いて,産科手術としての意義を失つているので,省略する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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