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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

特集 産婦人科手術のポイント

VI.手術手技--産科

乳腺炎の手術

著者: 泉雄勝1

所属機関: 1群馬大第2外科

ページ範囲:P.1034 - P.1035

文献概要

 急性乳腺炎は多くの場合,授乳期,とくに産褥期に多い。ことに初産婦の場合に多いが,その理由は,初産婦は乳管閉塞による乳汁うつ滞を起こしやすく,また乳頭部皮膚が脆弱で,乳児の吸収によりき裂や糜爛を生じやすく,これが細菌感染門戸となるためである。この他に処女や非授乳期の中・高年婦人で乳輪周辺に炎症,膿瘍を起こすことがあるが,これは乳腺実質でなく乳輪下のmontgomery腺の感染が原因と考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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