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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

文献概要

特集 産婦人科手術のポイント VI.手術手技--産科

陥没乳頭の形成手術

著者: 泉雄勝1

所属機関: 1群馬大第2外科

ページ範囲:P.1036 - P.1037

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 陥没乳頭とは,乳頭が突出せずに逆に陥凹して,その凹窩内に乳管が開口した状態で,俗にいう"めくら乳"である。軽度のものは乳頭のマッサージ,牽引によつて一時的に突出可能であるので,妊娠中に十分これらの操作を行なつておけば,その後は乳児の吸着により授乳可能となる。しかし陥没乳頭は乳頭周辺皮下の炎症を起こしやすいので,その適切なる処置ならびに感染予防を考慮する必要があるが,このような感染を繰り返すもの,高度の本症では妊娠期に入る前に形成手術を必要とする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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