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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

特集 産婦人科手術のポイント

VI.手術手技--産科

子宮破裂の手術

著者: 荒木日出之助1

所属機関: 1昭和大

ページ範囲:P.1044 - P.1045

文献概要

 分娩時の自然あるいは外傷性子宮破裂は施設分娩の増加と産科管理法の進歩により著しく減少したとはいえ,近年の帝王切開の普及は瘢痕破裂の機会をそれだけ増したともいえる。子宮破裂は自然破裂,外傷性破裂,瘢痕破裂,さらには完全破裂,不完全破裂,また破裂の部位,大きさなどによりその症状,予後もさまざまであろうが,一般に児の予後を不良にするばかりでなく,直接,母の生命を危険にする一刻を争う緊急疾患であるから,産科におけるもつとも重要なもののひとつであることは今さらいうまでもない。したがつて,症例に遭遇することは少なくとも,産科医は常に本症に対する診断的知識と手術手技のマスターを心掛けておかなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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