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特集 産婦人科手術のポイント
VI.手術手技--産科
文献概要
紙面の都合から,ここでは,分娩第3期ないしはその直後の出血についてだけ述べる。この時期の大出血には,①軟産道の裂傷によるもの,②胎盤の剥離障害によるもの,③胎盤の一部遺残によるもの,④いわゆる弛緩性後出血,⑤血腋凝固障害(の合併)によるもの,の5者を分けることができるが,これらのうちのどれによるものかを,とつさの間に見定めることが,いわば治療の第1歩である.そこで参考までに,病型鑑別上の要点を,次頁の表1にまとめてみた。
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