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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻12号

1975年12月発行

特集 産婦人科手術のポイント

VI.手術手技--産科

産科救急止血法

著者: 品川信良1

所属機関: 1弘前大

ページ範囲:P.1046 - P.1047

文献概要

 紙面の都合から,ここでは,分娩第3期ないしはその直後の出血についてだけ述べる。この時期の大出血には,①軟産道の裂傷によるもの,②胎盤の剥離障害によるもの,③胎盤の一部遺残によるもの,④いわゆる弛緩性後出血,⑤血腋凝固障害(の合併)によるもの,の5者を分けることができるが,これらのうちのどれによるものかを,とつさの間に見定めることが,いわば治療の第1歩である.そこで参考までに,病型鑑別上の要点を,次頁の表1にまとめてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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