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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻2号

1975年02月発行

年間テーマ--診断から治療へ 性徴の異常

動物の性徴の異常

著者: 相馬広明1

所属機関: 1東京医科大学産婦人科

ページ範囲:P.133 - P.136

文献概要

 哺乳動物においてもヒトに見られると同様,先天的な性徴異常ことにintersex (間性)が出現する。たとえば実験的に性ホルモンを妊娠動物に投与したり,パラビオーゼを行つたりして,intersexの誘発を行つてもなかなか成功しない。
 それなのに自然に発生したFreemartin現象や真性半陰陽,仮性半陰陽などが哺乳動物にみられているが,その臨床分類をあげてみると表のようになる(表1)(Hafez)。そして半陰陽の性腺は精巣組織から卵巣組織まであり,明瞭な発達を示すものもあり,全く判別のつかないものもある。仮性半陰陽は一方の性の性腺を示すのに,外性器や二次性徴は反対側の性徴を示す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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