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性交日と児の男女比
著者: 広井正彦1
所属機関: 1山形大学産科婦人科学
ページ範囲:P.230 - P.230
文献購入ページに移動 男女の性の決定は古くより神秘的なものとして注目されてきた。すでに経験的な事実として女子に対する男子の占める割合は,戦争中や低栄養下では増加し,年齢がとるにつれて減少することが認められており,ただ遺伝的因子のみばかりでなく,これらをとりまくさまざまの因子が重要な役割を演じていることを示しているといえる。
男女の性の決定については,古くは性交の時期が関与していると考えられていたが,ギリシヤ時代に男女の双生児が生れることの事実を説明できず,性交の時期と男女の性の決定との相関に関する考え方は完全に否定されるようになつた。
男女の性の決定については,古くは性交の時期が関与していると考えられていたが,ギリシヤ時代に男女の双生児が生れることの事実を説明できず,性交の時期と男女の性の決定との相関に関する考え方は完全に否定されるようになつた。
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