icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻4号

1975年04月発行

年間テーマ--診断から治療へ 体温の異常

境界領域からみた婦人の発熱--熱型診断とその対策

泌尿器科から

著者: 小川秋実1

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.295 - P.297

文献概要

 婦人の発熱の原因となる尿路疾患としては,急性腎盂腎炎(慢性腎盂腎炎の急性増悪を含む),尿路結核,腎カルブンケル,腎乳頭壊死,腎周囲膿瘍,膀胱周囲膿瘍などの尿路感染症と尿路悪性腫瘍(腫瘍熱)がある。このうち発熱の原因としては急性腎盂腎炎が圧倒的に多く,他は稀である。しかし婦人の尿路結核の半数近くは急性腎盂腎炎の症状を呈するので注意を要する。なお,膀胱炎のみでは発熱しない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら