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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻5号

1975年05月発行

薬の臨床

妊婦血中HPL値,尿中エストリオール値ならびにACTH負荷テストの意義について

著者: 秋本晄久1 吉田英明1 西脇新吾1 吉田信隆1 鎌田昌平1

所属機関: 1岡山大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.405 - P.409

文献概要

 産科において,母体がより安全,完全なる分娩を行うと同時に,健康なる児を得ることは,最大の目標である。特に,妊娠後半期の母体・胎盤・胎児の機能を正確に知り得ることは,母体および胎児の管理上,有意義なことである。この目的のために近年になり,胎児・胎盤機能に関する研究が盛んとなり,母体尿中・血中のホルモンおよび諸酵素の測定,羊水の検討,胎盤組織の検討,胎盤の灌流実験などにより,長足の進歩をとげている。これらの研究により,一般産科臨床への応用も可能となり,耐熱性アルカリフォスファターゼを中心とする母体血中酵素測定,ホルモン面では,胎児・胎盤機能をよく反映するものとして,尿中エストリオール測定1,2,3)が注目をあびている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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