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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻7号

1975年07月発行

文献概要

年間テーマ--診断から治療へ 性器形態の異常

思春期における性器の先天性奇形

著者: 玉田太朗1

所属機関: 1自治医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.517 - P.521

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 性器の先天性奇形は,染色体異常を伴うものと,伴わないものに大別できる。後者は遺伝性でないというわけでなく,現在まで染色体異常の報告がないというだけであるが,本稿ではこれらに限つてのべたい。染色体異常を伴う性器の先天性奇形については別のところで発表してある(たとえば,「外来処置のすべて」水野編,南江堂)。
 思春期前に発見される性器の奇形は,ほとんど会陰・外陰・腟に限られており,内性器の奇形は初潮発来の前後になつてはじめて気づかれ,訴えとなることが多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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